Amazon 出版

電子書籍出版に興味を持った女性起業家への相談は、いつの間にかミーティングに発展していたようです。2回目の打合せの時は、そろそろ実質的な出版企画の打合せを進めてくると思っていたのですが、どうやら「仕事の話」ではなく、Amazonで出版する利点や環境が整った背景などを話してきたようです…。そして、どうやらまだ契約は決まっていないらしく、そして3回目の日程を決めずに帰ってきた代表。この「エロ親父め!」

前回の記事はこちら ⇒ Amazon出版から本業にレバレッジを掛ける

第1話からご覧になられる場合はこちら


そして、数日が過ぎたある日、彼女から電話があった…

 
すみませ〜ん、松村さん、すぐにご連絡できなくて…

ところで今大丈夫ですか?良かったらウチの事務所まで来て、前回の続きミーティングをお願いしたいんですけど〜

 
あ!ご無沙汰!

(え〜っと、出かけても大丈夫かな?…)

あっ仕事、暇そうなんで大丈夫だよ、今から出るから30分くらいかな。じゃ、事務所で…


どこの会社が暇なんでしょう…「ミーティングに行ってきます」って、ビジネスパートナー契約でも結んできたのか!と突っ込みたくなるところではありますが、私たちの一風変わった電子書籍出版を通じて、業績を上げてくれる方や企業が増えてくれるのは、嬉しいことですし、出版社グループへの加盟企業や起業家さん達を募って、今以上の強固な体制を作って行かなきゃならないので、もうしばらく目をつぶるとします…


 
お待ちしていました!お忙しいところ何度もスミマセン。

今日のミーティングは、アマゾンのキンドルに出版すると体験することができるAmazonサイクルの具体的な話からお願いします。それから、お時間が許すのなら、なぜ、WEB制作の仕事だけ残したのかもお願いします。

Amazon、Amazon.co.jp、KindleおよびそれらのロゴはAmazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

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それじゃぁ、早速始めるね。

僕たちが「Amazonサイクル」と呼んでいるAmazon特有のサービスに便乗できる状態というのは、いくつかあるんだけど、まずメジャーなところでは「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という表示は見たことあるよね。

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ここで注目すべき点は、青枠の方。左から5冊めまでは僕が書いた本なんだけど、青枠で囲まれた書籍は、別の著者さんの本なんだよね。もちろん、ここに表示される並び順を決めるルールは明かされていないようなんだけど、憶測の範囲で話せば、開いているページの商品を買った人の中から、ここに並ぶ商品を買った人が多い割合順に左に並ぶと予測できるよね。

そして、この「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という表示は、あまりその本自体が売れていない場合は「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」と表示されるんだ。

何が言いたいのかと言うと、電子書籍のダウンロード数や販売数を増やせば、いろんな他人さんの書籍販売ページで自分の本を紹介してもらえるってことなんだ。

この他も、【商品の説明】が書いてあるもう少し下には「この商品を見た後に買っているのは?」という項目があって、ここでもAmazonがアップセルをしてくれている。更にページ下の方には「最近閲覧した商品とおすすめ商品」という項目もあるし、「この商品を見た後に買っているのは?」の他にも、「よく一緒に購入されている商品」という項目もあるよね。Amazonはこういった場所での露出も増やしてくれるんで、ある程度、無料配布やキャンペーンなどを行ってダウンロード数や販売数を増やせば、後は雪だるま式に露出機会が増えて、電子書籍が売れて行ってくれるんだよね。

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スゴイ!

これまでも、アマゾンでは本を買ったり色々買っていましたけど、このナビゲーションにつられて衝動買いした経験、私にもあります!それを利用できるなんて凄いじゃないですか。

私、思うんですけど、●天とかって「やらせレビュー」とか「レビュー書いたら割引」とかあるじゃないですか〜。アマゾンってレビューのところにも「Amazonで購入」ってレビューの頭に付いていますし、そう言った不正をAmazonは許さないために、そこに表示されるルールなんかも明かされていないんじゃないですか?

 
やっぱり、なかなか鋭いね!

そうなんだ。Amazonは長年不正と戦っているんだよね。Googleの検索エンジンに対するスパム行為も研究しているみたいだし、Amazonでの検索利用者も年々増えているのに、未だに「Amazon SEO」とかいう怪しい話は表に出ないもんね。実は、そういったものが出ないかどうかも僕はAmazonを観察する項目のひとつに入れているんだ。AmazonのKindleにこだわっているのは、他の電子書籍販売ポータルだとスパマーが入り込む余地があるし、お金をつぎ込めば操作できるポータルなんかもあるんだよね。

だから、そういった資金力とか不正とかで露出の仕方を良いように操作できるプラットフォームでは販売したくないわけですよ。僕が、研究とか、検証の対象として、そう言ったところで遊ぶだけならまだしも、お客さんをそんな不毛な場所に巻き込むわけにはいかないからね。

あと、あまりマイナーなサイトへの出品は作業が増えるだけなので、やらないだけなんだけどね。

 
「お金をつぎ込めば操作できる」ってどう言うことですか?広告のこと?

松村さんはGoogleやYahoo!の検索エンジン最適化が得意だって聞いていたんですが、Amazonにも検索エンジン最適化ってあるんですか?もしかして、そのテクニックだけで、これだけの露出を獲得したんですか?

それにしても、他の著者さんが出版している本の販売ページにも自分の本が関連づけられて紹介されるなんて、凄いと思います。もしかして、けっこう販促費が必要だったり、そうなるまでの作業が大変だったりするんですか?

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おぉ!始まったね!得意の「質問攻め」(笑)

ひとつずつ、整理して行こう…

まず、「お金をつぎ込めば」というのは、ショッピングモールサイトの場合、出品する際にそのポータルサイトから担当者が割り振られるところがあるのね。そしてトップページとか、目立つ位置に広告を出したりもできるようになるんだけど、そこへの広告費はやっぱり効果が見込める以上、高額なのよ。あまりメジャーじゃないところだと、お金を払って掲載位置を上に上げてくれたり、露出を増やしてくれるところなんかもあるよ。

2つ目は、Amazonの検索エンジン最適化についてだったね。

Amazonの検索エンジンに関しては、私もあまり情報を持っていないよ。だから、あまり難しいことは考えずに、電子書籍をリリースするときのナビゲーションに沿って、素直な入力を行うようにしているんだ。

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そして、未だにGoogleに対してもYahoo!に対しても検索エンジン最適化とか検索上位表示対策とか言って、テクニック論が論じられたりするけど、今の検索エンジンは、そんな単純なものじゃない。Googleのエンジニアよりも賢い頭脳を持って攻略できるのなら兎も角、テクニック論でなんとかなるほど、今の検索エンジンは甘くないよ。出来たとしても、Googleがガイドラインなんかで指示している内容に最適化させるので精一杯ってところだろうね。

僕の会社じゃ検索エンジン最適化はテクニックではなくて「マナー」だという考えで意思統一しているんだ。

「最適化」させるのに、プラス効果なんてものは言葉的に存在しないよね。「最適化している」か「していないか」のどちらかしかない。だから最適化できていなければマイナス。最適化するのは検索エンジンを使って自社のコンテンツを検索者に届けてもらっている以上、検索エンジン運営会社に対する敬意だと思うし、検索して自分たちのサイトに訪れてくれる見込み客さんに対するマナーだと考えているんだ。

3つ目は、販促費だったね。

今まで11冊の電子書籍を僕は出しているけど、販促費は全部で10,000円くらいかな。それも、初めの月にやったくらいで、後はリリースする予定の本があったので、リリースを続けただけ。もう何ヶ月も電子書籍の販促にお金は使っていないかな。

 
広告費は10,000円程度なんですか!

それで、そんなに露出が増えるんですか!私もすぐに始めた〜い!

それに、SEOって今はそうなんですね。松村さんのブログやメルマガ見させて頂いているんですが、パーソナライズド検索とかローカライズ化とか言うのがそうなんですか?私も最近Siriの音声検索使っていたりしますから、GoogleのSEOもなんか違うかな?って思うんですよね。お友達なんかは「OK!Google」なんて楽しそうにスマホに話しかけてるし(笑)

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GoogleやYahoo!の検索エンジン対策に関しては、私も過去、悪いことたくさんしてきたし、業界の中枢にいたこともあったんで、あまりこの業界のことを悪くは言いたくないけど、ホント引き際は肝腎だと思う。未だに、たいして効果がないと言うか、根も葉もない論拠や昔のデータを使って、知らない人にひと昔前の情報でテクニックを売る今の業界を、どうしても好きになれない。

縁があって2015年にSEO業界に戻りかけたんだけど、やはりここにはあざとい考えの方が多くって、僕には合わないので戻るのを止めたって経緯もあるんだ。昔から今も通じる実直なWEBサイト運営が、今の検索エンジンには最適化している状態になるし、即効性も見込める。そしてその検索エンジン最適化の考え方を応用してリスティング広告も効率よく使うことができるようになるんだ。

そんな古い考え方って言うのかな?検索エンジンが複雑なアルゴリズムを作り出す前から通用していた、紙時代や対面でお客さんと商談する時のようなその考え方を、そのままAmazonで電子書籍を出版するときにも用いると結果が出る。これまでの経験から、僕達はそう感じているんだよね。

ただ、Amazonサイクルは、今紹介したAmazonのサイト内だけで起こることじゃないんだ。

Amazonサイクルは、大きく分けて3種類

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えっ!Amazonサイクルにはまだあるんですか?

Amazonのサイト内で起こることだけでも、他のポータルサイトじゃ比べ物にならないくらい露出の回数を増やせるのに…他にはどんなことが起こるんですか?もしかして、その他のAmazonサイクルに乗っかるのも1万円程度でできるんですか?

 

Amazonサイクルには大きく分けて3つがあるんだ。

ひとつ目は、今紹介したAmazonのサイト内で起こる露出拡大、もうひとつはAmazonの外で起こるもので、これには3つある。そして、最後はWEBサイトと絡めるAmazonサイクルがあるんだ。実は、最後のWEBサイトと絡めるAmazonサイクルが一番肝心だと僕は考えてるし、本業にレバレッジを掛けるという意味では、一番大きな影響力を持っていると思う。

Facebook上で動き始めるAmazonサイクル

 
Amazonの外で起こるAmazonサイクルには3つあって、その内のひとつがSNS上で起こる、Amazonサイクル。その中でも特に影響力が強いのは、Facebookだと感じているんだ。君も、Facebook広告でAmazonの広告を見かけたことはあるかな?

AmazonのFacebook広告にはリマーケティング機能が採用されているんだ。

「リマーケティング機能」というのは、「追客」機能って感じかな…これはちょっと僕も勉強不足でAmazonと同じことをFacebook広告で再現することはまだできないんだけど、Amazonが出稿しているFacebook広告は、アマゾンでの検索履歴が反映されることがあるんだ。

例えば、君がアマゾンに電子書籍をリリースしていたとするよね。その書籍を僕がアマゾン検索経由でチェックしたとする。その場では買わずにAmazonを離れてしまったとしても、その君の本がFacebook広告として、僕がFacebookで遊んでいる時に表示されたりするんだ。

 
えっ!なんですかそれ!知らなかったです〜。

ちょっと整理させてもらっても良いですか?

Amazonで電子書籍の販売を開始しますよね。そして、どなたかがAmazonの検索を使って私の本がチェックされる。そこで買ってもらえなかったとしても、Amazonが勝手に広告費を使ってプロモーションしてくれるってことで良いですか?

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そうなんだ。

君がわざわざ、Facebook広告を使ってAmazonで販売している電子書籍をプロモーションしなくても、Amazonが、Amazonの広告費を使って、君の本をプロモーションしてくれるんだよ。ただ、これは、Amazonの都合で広告が配信されるので、もちろん、広告されないときだってある。

その検索した人がAmazonでチェックした商品は、君の電子書籍だけだったって条件が重なれば、AmazonのFacebook広告も、その人に表示される広告は君の電子書籍になるかもしれないけど、他にもたくさんチェックしていれば、その中から、より買ってもらい易い商品や売れ筋商品なんかが広告として表示されるだろうから100パーセント広告してくれるとは言えないけどね。

 
そりゃそうですよね…

Amazonに出品したら、勝手にAmazonが自分の商品も広告してくれるって、都合の良いことばかり考えちゃってました(笑)Amazonだって、広告費は回収したいですもんね。よりその人に買ってもらい易い商品を広告に表示させるようにしますよね…

 
そうなんだ。だからあまり過剰な期待は禁物。

特にアマゾンは広告を出さなくても儲かっている会社だから、Facebook広告を見かけなくなることもある。もちろん、一定期間内にアマゾンのサイトに訪問した人を対象に広告を表示するといったFacebook広告の配信方法を選択していれば、そうでない人にはその広告は配信されない。だけど、Amazonはいろんなキャンペーンを行っていたりして、最近ではテレビでもそう言った時期にはCMを打つので、こういった時期に合わせ、自分でもプロモーションを行えば、アマゾンのFacebook広告との相乗効果を期待できることになる。

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そして、これはウチで出版するときの契約形態にもよるんだけど、著者さんがご自分でやるFacebookプロモーションとは別にHCM出版のノウハウを使ってFacebook広告を実施することもあるんだ。

このサービスをアマゾンが実施するキャンペーンの前や期間中にやれば、より高い相乗効果が見込めるよね。この時は、直接Amazonの販売ページに広告をかける方法もあれば、電子書籍を紹介している著者さんのWEBサイト内にある紹介ページに広告をかけて、サイトへのアクセスを促す場合もある。その著者さんが3冊以上の本をAmazonでリリースしていれば、「Amazon著者ページ」の作成を薦めているので、そのページを広告して、いずれかの本にアクセスさせるって方法もあるんだ。

どの流れでウチが著者さんとは別に広告を出すかは、その時の状況によって違うけどね。

 
えっ!松村さんのところで出版したら、Facebook広告を出してくれるんですか?でも、契約形態にもよるって言いましたけど、それって、その広告費が契約料の中に含まれているってことですか…それならちょっと興ざめだな〜


3回目のミーティングの続きは下記からご覧ください。

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