電子書籍の出版が向いていない業界とは

電子書籍の出版サポートサービスを企画化していく中で、このサービスはどんな業種の方に、大きなメリットをお届けできるのかをまず考えました。

それまでに、私の体験談をお伝えし、興味を持ってくださった方々の業種を整理し、その中でも特にどんな業種にとって電子書籍出版が本業の集客や業績アップに貢献できるかということを精査していったのですが、結局、どの業種が特にという問題ではなく、どういった業種の場合なら、どんなアプローチ法を採って…と言ったように「特にどの業種が」というよりも、業種別の電子書籍出版戦略の違いのようなものばかりが浮かんできました。

こうやって企画が具体化していくと、自ずと浮き彫りになってくるのが、電子書籍出版が…いいえ、私たちのサービスが向いていない業種や業態というものが明確になってきました。

そこで今回は、HCM出版の電子書籍出版サービスに向いていない業種や業態を明記しておきたいと思います。

電子書籍出版が不向きな業種業態

電子書籍出版が不向きだと考えられる業種としては、紙書籍での出版事例がない業界がこれに当ると当初は考えていました。

しかし、逆転の発想から、そして紙書籍では実現できない出版を電子書籍を通じて実現させるこのプロジェクトは、紙書籍の出版事例がないからこそ、電子書籍での出版が面白いのではないか?というひとつの仮説を生みました。

国内でも事例が増えだし、海外では既に多くの事例を生んでいる、電子書籍の出版をキッカケにした紙本の商業出版。こういった流れを生み出せるのも、衰退していると言われる紙本出版業界へのプッシュ要素となり、このプロジェクトが紙本とマッチングしていけば、更なる相乗効果も期待できると考えています。ただ、こうなると、電子書籍出版が不向きな業種や業界を想像する方が難しくなってきました。

しかし、やはり電子書籍出版が不向きなケースというのは、「0(ゼロ)」ではありません。

付加価値を創出できない業態に電子書籍出版は向いていない

先日、私たちのコンサルティング・カリキュラムを数年前に卒業された関西のクライアントから突然電話相談がありました。「便りのないのは元気な証拠」では、ありませんが、カリキュラム制でご提供させて頂いていたコンサルティング・サービスのクライアントさんは、卒業間もない頃は、成果報告を頻繁に行ってくれるのですが、上手く行く時期が長くなれば、上手く行くのが当たり前になりますので、こういった報告はなくなり、正に「便りのないのは元気な証拠」となります。

そして、数年間音沙汰なくご連絡頂くケースというのは、残念な事態に陥ってしまっていることの方が多いと言うのが実情です。

その中で、最も多いのがネット集客に関しては様々な情報が交錯し、星の数ほどある業者さんの営業に会い、目先の利益を追ってしまった結果、WEBコンテンツ事態が行き当たりばったりのコンテンツとなってしまい、Googleのアルゴリズム変動やSNSの流行り廃り、WEB媒体の流行り廃りの影響を直接受け、広告競争と価格競争に陥ってしまうというものです。

価格競争や広告競争に巻き込まれた場合の打開策として、初めに手をつけるべき要素は「付加価値の創出」です。

これは、ターゲット顧客の明確化にも繋がります。

どんなサービスにも、市場共通の「ニーズ」や「ウォンツ」が存在します。言い換えれば、顧客が最低限満たしたい欲求を満たさなければ、その市場での存在すら顧客は感じなくなってしまうわけです。

しかし、これだけを訴求していたのでは、顧客は同じ結果やメリットしか享受できないのなら、価格が安い方を選び、広告や検索結果など、真っ先に目に飛び込んできたものを選んでしまようになります。

その結果、「価格とスピード」を顧客は望むわけですね。(これを「市場の均一化」と言う)誰でも、同じ結果しかえられないのなら、より安く、より速くその結果を得ることを望むものです。

こうなれば、必然と価格競争となり、広告合戦も熾烈になっていき、薄利多売から逃げ出せなくなってしまいます。最終的には企業体力の消耗戦。

この打開策には、その「ありきたりな結果」を求める顧客の中から、付加価値を感じることが出来る顧客を見付け、顧客が気付いていない「プラスα」の魅力を訴求しなければ、この消耗戦から逃げ出すことは出来ません。

「どこでも一緒」市場の均一化を打開する電子書籍出版

この「付加価値」を顧客から求められていない業界というのは、顧客がその商品やサービスから得られるメリットや結果を「どこの商品でも同じ」と感じてしまっている業界を指します。

例えば、クリーニング屋さんやコインパーキング、コンビニエンスストア、書店、保険商品などに関しては、概ね顧客が抱く期待値は「隣のお店」とほぼ変わりません。

ただ、この「付加価値の喪失」は、こういった業界だけに起こるもんではありませんし、こういった業界がそういった流れに甘んじるしか術が無いというわけでもありません。クリーニング屋さんなら、集配サービスを始め「クリーニング」というサービスに付加価値を付け成功した企業もありますし、不動産会社と提携して業績を伸ばした会社もあります。

コインパーキングにも、洗車サービス業者と提携し付加サービスを行った結果、売上を伸ばした会社もありますし、自動販売機やトイレを設置し「車を止める」以外のサービスから収益をプラスにしたり、人が近寄る環境に変化させたところもあります。

近所の飲食店やスーパーと連携し、顧客を増やしたり回転数を改善したというケースもあります。

しかし、こういった付加サービスの差別化も、時間の経過とともに「当たり前のサービス」と成り下がってしまいます。ここで、必要になってくるのが、サービスの提供による顧客との関係維持ではなく、顧客との関係維持によるサービスの提供という視点です。

「どんなサービス」よりも、「どんな顧客と」の視点が重要

付加価値の重ね塗りの末路は、付加価値の価値喪失に繋がり、これは、価格競争への延命措置にしかなりません。「どんなサービスで」顧客を獲得するのかという視点ではなく、「どんな顧客と」商売を続けることが、業績向上に繋がるのかという視点が重要になってくるわけです。

その答えは、今現在いらっしゃる『あなたの既存顧客』が持っています。

ただ、そんな上顧客、常連顧客であっても、あなたが本来お届けしたい、そのサービスの本質を価値として感じてくださっているかどうかは、わかりません。言い換えれば、価格競争に陥りやすい業界というのは、お客が適切な価値基準やサービスを選ぶ「選定基準」が定まっていないと言い換えることも出来るわけです。

更に言えば、顧客は「どうやって選べばいいの分からない」から、結局は「価格」もしくは「目についた順」で選ぶわけなのです。

そして、これを打開するためには「情報の提供」が必要になってきます。顧客に情報の提供を行う手段は、ホームページやブログ、メールマガジンの他、昨今ならSNSも有効な手段といえます。しかし、これらには、共通する1つの大きなデメリットがあります。

それは、「公開された情報」だということ。

WEB活用を成功させる秘訣は、ネット集客を専門に扱う代表の公式サイト、トップページでもご紹介しているインターネットの五大特性を最大限に活用することです。

この中のひとつに「公開された情報の信頼性」というものがあります。情報を公開することによって、その信頼性を高めることは出来るのですが、すべてを公開すればそれだけ信頼を集めることが出来るというわけでもありません。また、ホームページやブログ、メールマガジンにSNSを使った情報提供は、顧客の視点からすると一見、能動的な情報収集のようにもとられますが、ここには受動的な要素も多分に含まれ、情報吸収濃度にバラツキがでてきます。

このバラツキを制御するひとつの施策として、電子書籍を通じた「読書体験の提供」といったアプローチが有効になるわけです。少し、あなた自身のケースで想像してみてください。

ホームページやブログ、メールマガジンを読んでいる時の、あなたの集中状態。

そして、本を読んでいる時の集中状態…

この2つを比較してみて、あなたから発したメッセージを読者がより深く受け取ってくれるのは、どちらでしょうか…

印税収入を目的としない電子書籍出版

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